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PT・OTのための股関節リハビリテーションセミナー in 仙台

​基礎から実践まで徹底的に学ぶ股関節のリハビリテーション

​日時

2023年9月30日(土) 10:00〜16:00(受付開始9:30〜)

定員・参加費・最小催行人数

定員:40名  /  参加費:13,000円 (3名以上でお申込の場合、11,000円/人)/  最小催行人数:20名

​対象職種

PT  /  OT  / その他

​講師

池田崇 先生

昭和大学保健医療学部理学療法学科臨床理学療法学准教授

北里大学医療衛生学部卒業(理学療法士)

神奈川県立保健福祉大学大学院保健福祉学研究科修了

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修了(医学博士)​

神奈川県理学療法士会理事/学術局長

​​学会発表・論文掲載多数

​概要

股関節に問題を抱える患者さんは、あまりにも多い。

股関節は下肢の中で最も近位にある関節である特性上、障害を生じた場合、近接関節である腰部だけでなく足部にも2次的な影響を及ぼすことがあります。股関節疾患の代表的なものに変形性股関節症(OA)があり、OAを背景とした人工股関節全置換術の症例は臨床上、急性期~生活期に至るまであらゆる場面で療法士が対応を要することの多い疾患の一つです。

だから股関節障害についての基礎知識は不可欠。PTもOTも、専門外でも。

養成校ではOAやTHAについては適応疾患についてと大まかな脱臼肢位に教わるにとどまり、そこにどのような問題点が内在しているのかは十分に学習する機会がなかなかないのが現状です。OAに代表される股関節疾患は、外傷を除けば比較的長期の経過の中で症状が進行し、股関節に生じた障害に対しての代償動作とそれに対する適応・誤学習が積み重なって、動作を形作るという特性を有しています。

「今までのやり方」が通用しなくなる。

包括診療費支払制度や低侵襲手術およびそれに特化したクリニカルパスが一般的になって10年近く経ちます。決まった筋トレメニュー、安静度指示に従ったADL拡大、早期退院。決まった型にはまりがちではありませんか?

例えば、THA患者は筋トレをして筋力が得られれば、我々の目指す状態にたどり着けているのでしょうか?

患者は「昔の記憶」に邪魔されている。

近年、Motor Imagery練習の有効性が、脳卒中や高齢者の転倒予防だけでなく整形外科疾患でも注目を集めています。THAの場合、股関節は適切な力学的構造に再建されますが、それを動かす患者本人の運動認識は、代償動作と誤学習で術前の股関節の状態に最適化されたままです。その上、近接関節の2次的な障害も残存したままです。

つまり脳内のイメージは股関節も、近接関節も「悪かったあの頃のまま」です。

必要なのは、プロトコール通りの筋トレではなく、運動学習と近接関節への適切なアプローチ。

我々に求められるのは、新たな運動学習をさせるための方略と近接関節への効果的な介入の実施です。

本セミナーではそうした考え方のポイントと実際についてレクチャーします。

​セミナー内容

もう一度、股関節の機能解剖と運動学的特性を徹底的に学びます。

まずは基本を、そして一歩先の知識と運動学を学びます。

​股関節と他の関節の関係を学びます。

骨盤傾斜の角度、胸腰椎の前後弯との股関節との関連、膝や足関節角度との関係、その他を学びます。

股関節症でいったい何が起きているのか学びます。

股関節が削れて、ざりざりになって、痛みが出るから関節可動域制限が出るのでしょうか?
実際に起こっていることの理解が治療介入の根拠になります。

股関節疾患における2次的障害の特徴について学びます。

股関節の機能障害が起きることで近接関節にはどのような2次的障害がおきるのでしょうか?

長期的にそれはどんな意味を持つのか学びます。

運動学習とモーターコントロールの考え方。

運動学習とその出力であるコントロールの考え方、その結果生じる特定の運動パターンへの最適化を2次的障害と関連付けて学びます。

Motor Imagery練習について。

Motor Imagery練習に関する最新の知見をアップデートします。

股関節疾患へのMotor Imagery練習の応用

股関節におけるMotor Imagery練習の実際と「運動学習⇒誤学習⇒2次的障害」のスパイラルから脱却を目指したリハ介入についてTHAを例に学びます。

会場

PARM-CITY131 貸会議室 5A

https://www.tsuchiya-estate.com/catalog/5a#access

仙台市青葉区一番町3丁目1-16 (PARM-CITY131)

​公共交通機関をご利用ください

終了しました
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